albino, albus, a-melanistic 突然変異 | leopard-gecko Den, by DomusKom

albino, albus, a-melanistic 突然変異

多くの動物で、メラニン色素欠乏の突然変異が単離されている。albinoって命名は、メラニン色素以外は他に色素のほとんどない(=だから、メ ラニン欠で、白くな る)哺乳動物に由来する、ラテン語のalbus「白い」から来 ている。
  まず、アミノ酸の一種であるチロシンが、チロシナーゼという酵素の働きにより、DOPA=3,4- dihydroxyphenylalanineに変換される。 つづいて、主に空気酸化により重合して、メラニン色素になるとされる。 だから、一般に動物では、遺伝的な「白子」とはチロシナーゼ欠乏変異であることが多い。
  2000年あたりから一般に大々的に発売開始されたアルビノ、は米国市場由来となっている。 Tim Rainwater、 Ron Tremper の2氏の繁殖者から発売された。それ以外に2系統あるみたいだが・・ Mark Bell、は大分遅れてPetTrade=販売市場にのってきたので、まだ数が少ない。Mark Leshock 氏は積極的に宣伝しないので・・詳細は不明である。
  1999年までは、これらはすべて同じWC動物群に由来すると考えられてい た。 だから、同じ突然変異を持った動物が米国に複数輸入されたと考えられていた。当初の評判では、 前者が・・いつまでもピンクで、 後者は、成熟とともに茶色が顕在化する、 というものだった。しかし、後者が 大御所、 初めに取れた系統だから既に黄色の濃い系統との交配は進行してすでに、橙色の個体が現れ始めていた。 おまけに、 前者の単離者は、大々的な発売前にヘテロの代金を多数集めて「夜逃げ」していて・・ 評判ががた落ちだった。今でもRainwaterと名前をあげるのを嫌う人多数らしく、当時の生産地Las Vegas系統と言われるほどである。
  2001年初頭になり、 この両系統の純アルビノ個体同士の交配では、ノーマルになる、 と言う噂が顕在化し始めた。 これは、virginメスを使ったことが間違いないならば・・・ genetic complementation=遺伝学的相補と言って、別の突然変異遺伝子同士の掛け合わせによって・・ それぞれの欠損が回復したと言うことになる。 即ち、別の突然変異である!! 歴史的経緯から言って・・・当時「そんな・・馬鹿な・・ そんなに突然変異だらけなはずなかろう」 と思ったものだった・・。
  2001年4月になって、さらに状況が一変した。 GGA=Global Gecko Association ML に以下の投稿があった。 「Tremper系統の個体を調べた。 チロシンから、酵素チロシナーゼにより作製される DOPAを測定した。 その結果、DOPAを同定した。 実験の失敗により、Rainwater系統の サンプルは、まだ決定していない」 速報のままでその後の詳細な研究内容は不明。と言う意味は、1. Rainwaterでは、どうなのか?? 肝心のRainwaterの実験サンプルをダメにしてしまったようで・・ 結果が得られていないそうである・・。2.DOPAがあったとしても、その量は?? 野生型=ノーマル=に比較してどのくらいか– 100%存在か、10%存在かによって・・ 全然意味が違う。 仮に、後者だったりしたら・・ DOPA合成の突然変異であることは、「間違いない」 ということになる。0.でも、交配の結果は、遺伝学によると・・ どっちかは、チロシナーゼを作る遺伝子の欠損ではないこと・・ をはっきり示している。00.つなぎ合わせると・・ Tremper—チロシナーゼ正常。 Rainwater— チロシナーゼ・・欠損であって欲しい (=話しを単純にするために)。
  ということで、今までに いろんな処で言われてきたことをもう一度、 おさらいしてみたい。1.Tremper 最初、ほんとに綺麗な桃色のbaby. しかし、6カ月をすぎる頃から・・ 俄然茶色の発色が現れる・・、と言う。 2.Rainwater 最初、同じく綺麗な桃色baby. 6カ月になる迄に、すこし色が濃くなる・・。 また6カ月を過ぎると・・メラニン色素が減少してくるようで・・ 桃色が復活する。以上の、噂=状況証拠も・・Tremper— melanine色素の合成は、かなりある。 黒い色素が茶色くなる・・ hypo_melanistic と言えるかもしれない。Rainwater— melanine色素の合成は、ほとんどない。 ことを示している。上記MLでもその後「議論」があり、 「やっぱり、(大御所の?)アルビノがいいわーー」と言う声もかなりあった。その理由の最大は、 1.多分、メラニン色素を合成できることと関連すると思うのだが・・・ 橙色の濃い個体が既に広まりつつある・・。2.また、数年早く「アルビノ」として確立した関係上、 数年早くTangerineの上等個体との交配が行われ、 橙色個体の出現し始めた。しかし、 Rainwater系統を正しく継承しているとされる 生産者では、かなり「橙色」なアルビノが2001年出荷分から どんどん出回っていると思う。 だから・・ Rainwaterが「橙色の発色」で劣ることは決してない・・ と思われる。
  Tremper+Rainwaterの double_「albino」 個体って、どのくらいはっきりと「メラニン色素欠乏」 になるのだろうか?? あるいは、生存不可能なのかもしれない・・。 この結果は、その通り綺麗な透き通ったままの個体。しかしあまり強健ではないとも噂される。近親交配のせいかもしれないが・・・・。
 調べるために、DomusKom Gecko Denでも・・・「中味のない財布を更に振り絞ってお金を捻出し」(爆)少し買って・・飼ってみた。例 えば・・・
上記画像左–Rainwater 上記右–Tremper
だそうだ(=インボイス)。まだ亜成体だから、わかりにくいがこれを見 る限り、系統による差=米国で一般 に言われること:Rainwaterがいつまでもピンクで綺麗で、 Tremperは成長とともに茶色が濃くなってくるようだ。

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